オリゴ糖は甘味料として料理や飲み物、お菓子作り、デザートなどに使われる方がいらっしゃると思います。オリゴ糖は腸内環境が良くなると言われていますので私も卵焼きやヨーグルトにオリゴ糖を使うようにしています。そんなオリゴ糖についてまとめました。
オリゴ糖とは
オリゴとはギリシャ語で「少ない」という意味で「少糖類」とも言われています。糖が1個からなるものを単糖、2~10個からなるものを少糖類と呼んでいます。多糖という言葉もよく聞きますがこれは糖が100個以上のものを言うようです(1。そんな数個の糖から成り立っているオリゴ糖はいくつかの種類があります。
オリゴ糖の種類と特徴及び効果
オリゴ糖はいくつもの種類があります。ここでは私がスーパーなどのお店で購入したことのある市販のオリゴ糖製品についてまとめてみました。
【ラフィノース】
ラフィノースはグルコース、フルクトース、ガラクトースが結合したオリゴ糖です2)。主に甜菜(てんさい)もしくはビートとも呼ばれる植物から抽出し精製されます。先行研究では腸内善玉菌を増殖させる働きを促進させる作用があるとしています2)。またラフィノースを投与した場合、唾液の中における歯周病の原因となる微生物が減少したという報告があります3)。このことから歯周病予防になることが考えられます。
【イソマルトオリゴ糖】
イソマルトオリゴ糖はグルコースから成り立っているオリゴ糖の総称です。イソマルトオリゴ糖の摂取により腸内細菌が改善された他、便秘のある方には便通が改善されたとの報告があります4)。その他、イソマルトオリゴ糖の摂取により腸内フローラが改善したという報告があります4)。腸内フローラは腸内の免疫細胞を活性化させ身体をウイルスや菌から守る働きがあるため免疫機能が高まると考えられます。
【トレハロース】
トレハロースはグルコースが結合した2糖類です。先行研究では耐糖能異常の予防(改善)5)、水和特性(鮮度の保持)、たんぱく質の変性抑制作用、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)様活性の安定化による抗酸化作用、むし歯予防、骨粗鬆症予防の補助、持久性運動の向上が報告されています6)。
まとめ
オリゴ糖にもいくつか種類があることがわかりました。各オリゴ糖の種類に応じてそれぞれ効果が異なるようです。私は甜菜オリゴ糖を摂取しています。甜菜と聞いてはじめは抵抗がありましたがしっかりとした甘さがあってヨーグルトとの相性が良いです。おいしいし、身体にも良いのでまさに一石二鳥だと思います(^^♪
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参考文献)
1)菅原 正義:オリゴ糖の特性と生理効果.ビフィズス,7巻 1号:1-12,1993
2)門 利恵,椎原 啓太,島田 謙一郎,et al:ホエイパウダーおよび各種オリゴ糖がin vitroにおいて腸内発酵に与える影響について.帯広大谷短期大学紀要,第55号:5-17,2018-3
3)沼部 幸博,三浦 雅美,鴨井 久一:ラフィノース(オリゴ糖)の口腔内免疫機能に及ぼす影響.日本人 間ドック学会誌(JHD),Vol.17 No.3:58-67,2002
4)金子 俊之,河本 高伸,菊池 弘恵,et al:イソマルトオリゴ糖摂取が健常人の便通と腸内環境に及ぼす影響.日本家政学会誌,Vol.44 No.4:245~254,1993
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